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値下げウォッチ

2026年5月の値下げ動向

2026年5月、1都3県で価格を下げた売出物件は31,607件、上げたのは7,993件でした。値下げの件数は在庫量に連動しますが、下げ幅の中央値は在庫量と切り離して、売主がどこまで譲ったかを示します。

この号の「件数」は、価格改定の重複排除を修正した2026年7月より前の月です。以降の月より多めに出るため、件数どうしの比較には使えません。値下げ率の中央値は重複の影響をほとんど受けないので、そちらは通してご覧いただけます。

不動産種類別値下げ率

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一棟収益・区分マンション・戸建・土地の値下げ率中央値と、その推移、2026年5月の内訳。件数は在庫量に連動しますが、下げ幅の中央値は在庫量と切り離して、売主がどこまで譲ったかを示します。

一棟収益
5.6%
前月比 +0.2pt
1,664件
区分マンション
4.5%
前月比 +0.1pt
12,324件
戸建
4.3%
前月比 +0.1pt
11,882件
土地
7.7%
前月比 +0.5pt
5,737件
種別値下げ件数値下げ率中央値下位2割の下げ幅前月比値上げ件数
一棟収益1,6645.6%10.0%+0.2pt431
東京都6485.0%9.1%+0.2pt189
神奈川県2625.0%8.9%-0.4pt70
埼玉県1796.2%11.6%+0.3pt52
千葉県1605.7%11.2%-0.3pt29
区分マンション12,3244.5%8.8%+0.1pt4,353
東京都5,3864.2%7.8%+0.2pt2,095
神奈川県2,2824.8%9.8%+0.3pt822
埼玉県1,1615.0%10.0%0.0pt462
千葉県8775.1%12.3%0.0pt397
戸建11,8824.3%8.6%+0.1pt1,745
東京都2,0213.8%7.5%-0.1pt341
神奈川県2,4824.0%7.0%0.0pt296
埼玉県2,5184.0%7.5%+0.1pt377
千葉県1,7744.4%8.7%0.0pt255
土地5,7377.7%15.5%+0.5pt1,464
東京都1,3836.1%12.0%+0.2pt435
神奈川県1,0447.0%13.7%+0.2pt251
埼玉県1,0328.4%16.3%+0.6pt278
千葉県7399.5%20.1%+0.2pt187
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検索は現在値下げ中の物件を返します。本号が集計した2026年5月の値下げとは対象がずれます。

想定条件

  • 「値下げ」は、同じ物件の価格改定履歴で直前の売出価格を下回った改定1件を指します。値上げと据え置きは数えていません。
  • 値下げ率は(直前価格 − 改定後価格)÷ 直前価格。掲載しているのは月ごとの中央値で、平均ではありません。
  • 集計は価格を改定した日を基準にしています。
  • 対象は1都3県の売買物件。公開中・成約を問わず、その月に価格改定があったものを数えています。
  • 「下位2割の下げ幅」は、値下げの5件に1件がこれ以上深いという水準です。
  • 都県の行で色が付いているのは、その種別のその列で最も大きい値です。列ごとに向きが違う(件数・下げ幅・前月比・値上げ件数)ため、色は大小だけを指し、良し悪しは示していません。

データ解説

  • 2026年5月、1都3県で価格を下げた売出物件は31,607件、上げたのは7,993件で、値下げが値上げの4.0倍でした。
  • 2026年5月の値下げ率中央値は、土地が最も深い7.7%、戸建が最も浅い4.3%。差は3.4ptで、土地の売主は戸建の約1.8倍を譲っています。
  • 土地は中央値7.7%が最も深いだけでなく、深い側の裾も最長です。5件に1件は15.5%以上下げており、同じ種別の中でも当たり外れが最も大きい状態です。
  • 2026年5月の一棟収益の値下げは1,664件、率の中央値は5.6%で、5件に1件は10.0%以上下げています。
  • 2026年5月の土地の値下げは5,737件、率の中央値は7.7%で、5件に1件は15.5%以上下げています。
  • 前月から最も動いたのは土地で、2026年5月の値下げ率中央値は0.5pt動いて7.7%です。

値下げ率中央値の推移

想定条件

  • 種別ごとの値下げ率中央値。件数ではなく率を描いています — 価格改定の重複排除を2026年6月に修正しており、それ以前の件数は比較できないためです。

データ解説

  • 一棟収益の値下げ率中央値は、期間初めの3ヶ月平均4.9%から直近3ヶ月平均5.5%へ0.6pt深くなっています。
  • 掲載期間で明確に動いたのは一棟収益だけで、0.6pt変化しています。残る3種別の変化はその半分未満で、横ばいと見るべき水準です。
  • 掲載している11ヶ月のうち、一棟収益の値下げが最も深かったのは2025年12月の5.6%でした。

エリア別値下げ率ランキング

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東京都の市区町村を値下げ率中央値の深い順に。10件以上のエリアのみで、母数が小さいため順位は月ごとに動きます。

一棟収益

データ解説

  • 2026年5月の一棟収益で値下げが最も深い東京都の市区町村は文京区の8.8%(10件)です。掲載は10件以上の24エリアに限っています。
  • 上位8エリアのうち8が23区です。一棟収益で値下げが深いのは郊外ではなく都心側に寄っています。
  • 掲載している24エリアの幅は、文京区の8.8%から立川市の2.5%までです。

区分マンション

データ解説

  • 2026年5月の区分マンションで値下げが最も深い東京都の市区町村は東久留米市の11.5%(11件)です。掲載は10件以上の42エリアに限っています。
  • 上位8エリアのうち8が多摩です。区分マンションで値下げが深いのは都心ではなく郊外側に寄っています。
  • 掲載している42エリアの幅は、東久留米市の11.5%から荒川区の3.0%までです。

戸建

データ解説

  • 2026年5月の戸建で値下げが最も深い東京都の市区町村は台東区の7.1%(14件)です。掲載は10件以上の44エリアに限っています。
  • 掲載している44エリアの幅は、台東区の7.1%から稲城市の2.7%までです。

土地

データ解説

  • 2026年5月の土地で値下げが最も深い東京都の市区町村は武蔵村山市の11.4%(16件)です。掲載は10件以上の41エリアに限っています。
  • 上位8エリアのうち6が多摩です。土地で値下げが深いのは都心ではなく郊外側に寄っています。
  • 掲載している41エリアの幅は、武蔵村山市の11.4%から目黒区の3.2%までです。

不動産種類別値下げまでの日数

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売り出してから価格が初めて動くまでの日数の中央値。

データ解説

  • 売り出しから最初の値下げまでは、一棟収益が中央値134日間と最も長く、土地が102日間と最も短くなっています。

再値下げと値下げ後の成約率

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二度目の値下げに至る頻度と、値下げが成約につながった割合。

不動産種類別値下げ回数の分布

想定条件

  • 過去12ヶ月に値下げした物件の、値下げ回数の分布です。

データ解説

  • 戸建は4回以上値下げした物件が9,275件で、3回の9,049件を上回ります。回数が増えるほど件数が減る他の種別とは逆で、下げ止まらない在庫が積み上がっている状態です。
  • 過去12ヶ月に値下げした戸建79,294件のうち46.9%は2回以上下げています。土地は30.2%で最も低い値です。

値下げ後90日以内の成約率

想定条件

  • 90日の追跡が必要なため、対象は2026-02に値下げした物件です。当月ではありません。

データ解説

  • 2026年2月に値下げした一棟収益1,528件のうち、90日以内に成約したのは183件、12.0%でした。残る88.0%は3ヶ月後も売れていません。
  • 2026年2月のコホートで値下げが最も効いたのは土地の23.9%、最も効かなかったのは区分マンションの8.0%です。
  • 最も効いた土地と最も効かなかった区分マンションで3.0倍の開きがあります。同じ幅を下げても、種別によって成約に届く確率が変わります。

データについて

  1. 集計は price_changes の record_date ベース。updated_at はマージ・ジオコーディング・バックフィルで現在時刻に飛ぶため使っていない。
  2. 「値下げ」は同一物件の直前の売出価格を下回った改定を指す。重複排除はアプリ層の3ヶ月窓。
  3. 市区町村別は 10 件以上のエリアのみ。各数値の横に件数を併記している。
  4. 成約率のコホートは 2026-02 に値下げした物件で、初回値下げから 90 日以内の成約を追跡したもの。
  5. 前年同月比は掲載していない(上記の重複排除の経緯による)。

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