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地価は2007年の水準に回帰、しかし浅草の収益ビルは水面下で値下がり:2026年基準地価に見る三つの乖離

地価は2007年の水準に回帰、しかし浅草の収益ビルは水面下で値下がり:2026年基準地価に見る三つの乖離

東京23区の住宅地は 8.7% 上昇。しかし実勢データでは、一棟収益物件の坪単価も賃料も、この上昇トレンドに追随していない。 2026年9月15日、国土交通省が全国2万1466地点の基準地価(7月1日時点)を公表。全国の全用途平均は+1.5%で、5年連続の上昇となった。 ただし投資家が注目すべきは平均値そのものではなく、その下に潜むギャップだ。 東京23区の住宅地は+8.7%。リーマン危機前の2007年以来で最大の伸びだ。前年は+8.3%で、上昇ピッチは加速している。東京都は都道府県別の住宅地上昇率で 12年ぶりに 首位となった。 ところが同期間の Urbalytics プラットフォーム上の実際の売出・成約データを見ると、向きの異なる別の曲線が現れる。 雷門・浅草寺(東京都台東区) 数字の中身:どこが上がり、ど…

市場分析
Urba編集部
50年ローンが登場した日、東京の『買うか借りるか』は再プライシングされた

50年ローンが登場した日、東京の『買うか借りるか』は再プライシングされた

返済期間が 50年 まで延びた瞬間、東京の住宅購入の勘定はもはや金利で勝負するのではなく、あなたが置く賃料の前提で決まる。 9月14日夜、日本のテレビニュースには二つの映像が同時に流れた。片方は3日後に開かれる日本銀行の金融政策決定会合で、市場は政策金利の再引き上げが議論されるとの見方が優勢。もう片方は街頭インタビューの40代女性で、「毎月の返済額がもう少し下がるなら、50年でも受け入れられる」と語っていた。 この二つを並べて見ると、単独の金利ニュースよりもいまの東京住宅市場の実相がよく見える。金利は上がり、価格は下がらない。そこで市場がひねり出した出口が——時間を延ばすことだ。 東京近郊の中低層住宅地、夕刻の灯りがともる時間 9月17日までに、まずは利息欄を読み解く 日本の住宅ローンの金利タイプは固定と変動の…

市場分析
Urba編集部
1,360億円で『店が見つからない』商業施設ができた—文京ガーデンが投資家に示す3つの教訓

1,360億円で『店が見つからない』商業施設ができた—文京ガーデンが投資家に示す3つの教訓

春日・後楽園駅前のこの総事業費1,360億円の再開発の敗因は、立地ではなく権利構造にある。 東京で、文京区小石川ほど失敗が許されない土地は多くない。江戸時代には武家屋敷と寺院が集積し、現在は三方を東京ドーム・小石川植物園・文京区役所に囲まれる。東京メトロ丸ノ内線と南北線が交差し、後楽園駅から大手町へも10分以内で到達できる。 ところが、この一等地で、総事業費約1,360億円、三井不動産など大手デベロッパーが参加組合員として関与した再開発プロジェクト「文京ガーデン」は、2023年11月の全体竣工後も商業部分が一向に盛り上がらない。最近はYouTube上で「迷う」「店が見えない」といった批判動画が相次ぎ、2026年8月末に現地を取材した日本メディアMerkmalの記者は、かなり辛辣な現地報告を残している。 越境投資…

市場分析
Urba編集部

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