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譚深
譚深
Urbalytics 創始者
ビル経営管理士・宅地建物取引士・元戦略コンサルタント。中国出身、東京在住。外資系コンサルティング会社を経て、渋谷で不動産テック企業を創業。自社開発の不動産分析プラットフォーム「Urbalytics」を運営し、リアルデータに基づく不動産投資・売買の意思決定支援に注力。プライベートでは子育てと犬との暮らしを満喫中。

記事一覧

東京23区の中古マンション、4割が値下げ。値下げ物件は1年で5割増
値下げウォッチ

東京23区の中古マンション、4割が値下げ。値下げ物件は1年で5割増

2026年9月末時点で、東京23区で売り出されている中古マンションのうち 41.0% が、直近3か月の間に売出価格を下げていました。1年前の35.1%から6ポイント近く上がり、今回集計した13か月の中で最も高い水準です。 ここでいう「値下げ物件の割合」は、直近3か月に売出記録がある中古マンションのうち、売出価格が前回の記録より下がった物件の割合です。値下げした物件の「数」の割合で、相場が下がった率ではありません。 値下げ物件の割合は41%、1年で最も高い 東京23区 値下げした中古マンションの割合(月次)(出典:Urbalytics 売出価格データ、2026年10月集計) 2025年秋から2026年4月にかけて、割合は35%前後から39%まで上がり続けました。6〜7月に31%まで下がったのは、この時期に新しく売…

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同一価格で二度目のノック:旧村上ファンド系はなぜサンケイREITを買収しようとするのか

同一価格で二度目のノック:旧村上ファンド系はなぜサンケイREITを買収しようとするのか

旧村上ファンド系は、不成立に終わった前回と 全く同じ12万5000円 で買収を再開した。狙いは、上場REITのディスカウントとプライベート市場の利回りの間にあるギャップだ。 2026年9月25日、東証上場のサンケイリアルエステート投資法人(以下「サンケイRE」)は、旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスフィフスによる公開買付け(TOB)に賛同を表明し、応募の可否は投資主の判断に委ねるとした。 買付価格は1口 12万5000円 で、前営業日終値10万5100円に対し+18.93%。この数字は目新しくない。1月から5月にかけて、トーセイがシンガポールGICと組んで実施した前回TOBも12万5000円で、最終的に応募不足で不成立だった。 同じ価格で二度目のノック。今回は買い手も、ロジックも変わった。東京のオフィ…

市場分析
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世田谷は2年連続で閲覧最多、しかし最高利回りは別の区

世田谷は2年連続で閲覧最多、しかし最高利回りは別の区

東京23区で最も注目された3区の中では、賃料単価が最も低い世田谷がむしろ 表面利回り4.11% を示し、賃料が最も高い港区は 3.11% にとどまる。 一、「どれだけ見られたか」のランキングと、その本当に示すもの アットホーム(at home)は9月16日に2026年版「購入・街ランキング 東京23区編」を公表し、世田谷区が総合首位を連覇、港区が2位、新宿区が3位となった。このランキングは9月24日にメディアで再掲され、中国語圏の投資家の視野にも再び入った。 前提の定義を明確にしておかないと、本文の結論を誤読しかねない。このランキングが集計しているのは「不動産情報サイト at home 上の、居住用売買物件詳細ページのPV数」で、調査期間は2026年5月1日〜7月31日である。測っているのは 閲覧回数 であって…

市場分析
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日銀が1.25%へ利上げ:住宅ローンの月々返済は今日すぐには変わらない

日銀が1.25%へ利上げ:住宅ローンの月々返済は今日すぐには変わらない

日本銀行は政策金利を 1.25% まで引き上げた。しかし、変動金利の住宅ローンの月々返済が実際に動くのは 2027年初 になる—この半年程度のタイムラグこそが取引可能な余地だ。 2026年9月18日正午、日本銀行は2日間の金融政策決定会合で政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げた。賛成7、反対2で決定。水準としては1995年以来、約31年ぶりの高水準となる。 日本で既に不動産を保有している、あるいは購入を検討している多くの人にとって、本当に確認すべきは「利上げしたか否か」ではなく、「この0.25ポイントが、いつ・どの経路で自分の毎月の返済明細に乗ってくるのか」だ。答えは想像以上に複雑で、想像以上に遅い。 東京の住宅街のイメージ図 今回の利上げが市場予想より急だった理由 今回の決定の重みを理解するには、まず…

市場分析
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首都圏新築マンション平均が9770万円に低下:高価格帯の供給減少が生んだ統計的錯覚

首都圏新築マンション平均が9770万円に低下:高価格帯の供給減少が生んだ統計的錯覚

首都圏の平均価格は4カ月ぶりに1億円を割り込んだ。下がったのは価格ではなく、 都心の高価格帯物件の供給 だ。 見出しだけを見れば、2026年8月の首都圏新築市場はようやく軟化したように映る。不動産経済研究所が9月17日に公表したデータでは、1都3県の新築分譲マンションの平均価格は 9770万円 、前年同月比-5.4%。4カ月ぶりに1億円の大台を割り込んだ。 3年間「転機」を待っていた買い手には十分に鼓動が高まる数字だ。しかし同じ統計をもう1ページめくると、結論は正反対になる。 同じ統計で、4都県はいずれも下落していない 逆説的だが、この「下落」を構成する4エリアのうち、下がったところは一つもない。 東京23区の8月平均は 1億3821万円 で前年同月比+0.1%。1億円超えは16カ月連続。神奈川県は7309万円…

市場分析
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世田谷代田:177位から6位へ、東京の各駅停車駅の価値再評価

世田谷代田:177位から6位へ、東京の各駅停車駅の価値再評価

一日平均1万人未満の各駅停車の小駅が首都圏で第6位に躍進。ただし 賃料坪単価は既に下北沢に並び 、一棟利回りは 4%台前半 まで圧縮。 一、400年間“通過されてきた”小駅 2026年9月1日、リクルート傘下のSUUMOリサーチセンターが『SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版』を公表。小田急小田原線・世田谷代田駅(東京都世田谷区)が首都圏総合で第 6位 へ。前回2024年調査では第177位で、2年間で 171ランク のジャンプ。 本ランキングのサンプルは小さくない。有効回答 25万1,356人 、回答者が30人以上の1,043駅を集計対象とする。世田谷代田の平均スコアは85.16、偏差値 72.03 で、東京都内では第5位(千駄ヶ谷、赤坂に次ぐ水準)。 さらに興味深いのは区内での位置付けだ。世田…

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半数が年収1,500万円超でも、平均価格のビルは買えない:東京都心5区の現実的ハードル

半数が年収1,500万円超でも、平均価格のビルは買えない:東京都心5区の現実的ハードル

都心5区の買い手プロファイルは全体的に上方シフトしているが 3.44億円の平均問い合わせ価格 は、実際の売出平均価格の半分にも満たない。 一、長期金利2.4%の下で、「都心」は再プライシングされている 東京都心アセットの価格を理解するには、その比較対象をまず確認する必要がある。時事通信によれば、財務省が4月に発行した10年国債の表面利率は年 2.4% と、28年8カ月ぶりの高水準に設定された。この数字が重要なのは、すべてのインカム型不動産にとっての機会費用の下限を形作るからだ。 言い換えれば、無リスク金利が2.4%に持ち上がると、表面利回り3%しか出ない都心ビルに投資家へ残されるリスクプレミアムは 1ポイントにも満たない 。これは「安い/高い」の問題ではなく、当該アセットのプライシング論理がキャッシュフロー獲得…

市場分析
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東京外縁の分岐点:浮間舟渡は7割上昇、東大和市は1割下落

東京外縁の分岐点:浮間舟渡は7割上昇、東大和市は1割下落

都心から押し出された購入需要は23区の縁辺までしか届いていない――浮間舟渡の一棟坪単価は5四半期で 71.7% 上昇、同じ「郊外」と呼ばれる東大和市は逆に 約1割 下落。 都心6区が先にクールダウン、需要は外へ波及 2026年9月3日、無関係に見える2本のニュースが同日に出た。1本は住宅評論家・櫻井幸雄氏が、世帯年収500万円台の家庭でも東京で3LDKが買えると述べたもの。もう1本はアットホームが公表した7月のデータで、東京23区の中古マンション平均価格が 8884万円 となり、24カ月連続で最高値を更新したというものだ。 この2件を並べて見るとこそ、今日の本質的な示唆が見える。価格は最高値更新を続ける一方で、前月比の上昇率は 0.2% まで縮小し、3カ月連続で伸びが鈍化している。 さらに重要なのは23区内の分…

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東京23区の新築平均価格が2.65億円に到達:一つの数字の背後にある二つの市場

東京23区の新築平均価格が2.65億円に到達:一つの数字の背後にある二つの市場

2026年7月、東京23区の新築分譲マンションの成約平均価格は 2億6520万円 と過去最高を更新し、前年比でほぼ倍増。一方で、同期間の麻布十番における一棟収益物件の売出し坪単価は4四半期連続で 16.87% 下落——分譲市場と収益市場は、異なる方向へ乖離している。 不動産経済研究所が8月20日に公表したデータは、繰り返し議論されてきたテーマをさらに極端へと押し進めた。2026年7月、東京23区の新築分譲マンション(新築分譲マンション)の1戸当たり平均価格は2億6520万円、前年比+96.0%と、ほぼ倍増となった。 この数字は2023年3月の2億1750万円という従来の最高値を更新し、23区の平均が初めて「2億円台後半」に乗せたことを意味する。都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)の平均価格はさらに前年…

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同じ「新宿まで30分」でも価格差は3000万円:ブランド沿線プレミアムが残す二つの痕跡

同じ「新宿まで30分」でも価格差は3000万円:ブランド沿線プレミアムが残す二つの痕跡

ブランド沿線のプレミアムは単一の勘定ではなく、 賃料2.46倍、価格倍率1.89倍 の二重の積み上げによって、同一面積の資産を最終的に約4.7倍まで押し上げる。 3000万円の価格差は、まず二つの勘定に分けて見る 8月16日、住宅コンサルタントの寺岡孝氏が『President Online』で横断比較を発表。新宿へ直通する主要4路線(JR中央線・小田急線・京王線・西武新宿線)を同一テーブルに載せ、価格水準、通勤品質、生活利便性、資産性、家計評価、そして氏の造語である「沿線の格」の6軸で採点した。 結論は明快だ。中央線の国分寺(直通28分)の新築マンションは7,500万〜1億円のレンジだが、西武新宿線の小平(直通30分)は5,000万〜7,000万円。レンジの中央値比較でも 約2,500万〜3,000万円 のギャ…

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首都圏の新築マンション供給首位は、都民でも地図を開く駅――八坂

首都圏の新築マンション供給首位は、都民でも地図を開く駅――八坂

八坂は 147戸 で海浜幕張を抑え首都圏の供給首位に。これは、市場のプライシングの錨が「都心まで何分」から「生活圏が完結しているか」へ移ったことを示す。 西武多摩湖線の列車 八坂と萩山を結ぶ支線 一瞬考え込むランキング 2026年5月の首都圏各駅における新築マンション供給戸数を並べると、首位は豊洲でも武蔵小杉でも、仲介広告で繰り返し見かける名前でもない。 不動産データ会社マーキュリーの月次統計によれば、トップは西武多摩湖線・八坂駅で 147戸 (東京都東村山市)。第2位はJR京葉線・海浜幕張駅の118戸、第3位は八王子駅117戸、第4位は小田原駅108戸。 この並び自体が一つの声明だ。八坂は多くの都民ですら地図を確認するような支線の小駅である。それが、幕張ベイパークの超高層住宅群で知られる海浜幕張を抑えた。後者…

市場分析
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東京都心6区が2カ月連続下落:「目をつぶって買えば儲かる」時代の終焉を三菱UFJ信託 専務が宣言

東京都心6区が2カ月連続下落:「目をつぶって買えば儲かる」時代の終焉を三菱UFJ信託 専務が宣言

都心6区の中古価格は4月の天井から2カ月連続で下落。 金利こそが真のスイッチ で、日本の不動産市場はトレンド相場から選別相場へ移行している。 渋谷スクランブル交差点 都心の人流ハブ 市場心理に覆い隠された転換点 2026年上期、首都圏の新築分譲マンション平均価格は初めて1億円の大台に乗せ、 1億135万円 となった。この数字は繰り返し報じられ、「日本の不動産はなお上昇中」という最強の根拠として引用されている。 しかし投資家が注視すべきは、同時期に中古市場で起きた方向転換だ。東京カンテイの統計によれば、都心6区――千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷――の中古マンション価格は2026年4月に 1億8822万円 の史上最高値を付けた後、反転下落した。 5月は1億8748万円で前月比-0.4%、6月は1億8512万円で…

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麻布十番・田町・品川・勝どきが同時に名を連ねる:首都圏「売れ行き鈍化の駅」リストは何を物語るか

麻布十番・田町・品川・勝どきが同時に名を連ねる:首都圏「売れ行き鈍化の駅」リストは何を物語るか

東京23区の住宅価格が 26カ月ぶりに初の下落 。ただし先に警戒シグナルを出していたのは価格ではなく、駅単位での成約回転スピードだ。 一、価格神話に初めてひびが入る 過去2年間、東京不動産は一言で済んだ。「まだ上がる」。このフレーズは2026年6月に無効になった。 不動産調査会社の東京カンテイの統計によれば、2026年6月の東京・神奈川・埼玉・千葉における首都圏中古マンション価格(70平米換算)は 7454万円 で、23カ月連続の上昇。一方、東京23区は26カ月ぶりの下落となった。 23区の平均価格はなお1億2741万円と、“1億円クラブ”に居座っているように見える。注目すべきは構造だ。 都心6区の下落幅が拡大 しており、かつて相場をけん引したエリアが、いまは全体の足を引っ張る側に回っている。 これは崩壊のシグ…

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年収2,000万円は購入の前提か?東京23区の「入場券」が中間層を郊外へ押し出している

年収2,000万円は購入の前提か?東京23区の「入場券」が中間層を郊外へ押し出している

東京23区の購入ハードルは 検討者の9割を世帯年収1,000万円以上へ 押し上げ、真の機会は都心と郊外の利回りスプレッドの中で再編されつつある。 直近で公表されたアンケートが、東京23区のマンション市場に漂っていた「暗黙の前提」を白日の下に晒した。2026年7月1日〜12日、日本の不動産情報プラットフォーム「住まいサーフィン(Sumai Surfin)」を運営するスタイルアクト社が、登録会員33万人のうち直近3カ月で新築マンションの販売センターを実地訪問した人を対象に調査し、有効回答209件を回収した。 設問は単純だ。いま東京23区で分譲マンションを買うなら、世帯年収はいくら必要か。答えは 91.3%が「1,000万円以上」 。この数字だけでも十分に衝撃的だが、さらに身を乗り出させるのは内訳だ—— 1,500万…

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一駅違いで地価上昇率が東京圏トップに:千葉・流山「初石」で何が起きたか

一駅違いで地価上昇率が東京圏トップに:千葉・流山「初石」で何が起きたか

東京圏の住宅地の地点別上昇率1位は都心ではなく、スーパー1店しかない小駅—— 初石 ——で生じた。上昇は隣駅からの需給溢れの効果によるものだ。 2026年7月1日、国税庁が新年度の路線価を公表。全国の最高地点は例年どおり東京都中央区銀座五丁目・鳩居堂前で、1㎡あたり 5,336万円 、前年対比+11.0%、41年連続の首位。ただし、投資家が注目すべき数字はランキングのもう一方の端にある。 東京、神奈川、千葉、埼玉を含む東京圏で、住宅地の地点別上昇率1位は千葉県流山市の東初石地区—— 16.1% 。最寄りの初石駅は西口を出てもスーパー1店、コンビニ1店と数軒の居酒屋があるだけだ。 一、「田舎」から全国人口増加率トップへ:流山のこの20年 初石がなぜ急に火が点いたのかを理解するには、まず流山という都市の基礎的な変化…

市場分析
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混迷する日本の移民政策が示す不動産投資への警鐘

混迷する日本の移民政策が示す不動産投資への警鐘

2026年の年初、日本政府は外国人政策に関する基本方針の策定を進めている。この動きの背景には、日本に滞在する外国人の数が過去最高を更新し、外国人管理を巡る制度的な論争が生じている事実がある。それは単なる政策的な駆け引きではなく、日本の経済と不動産投資環境の将来を左右する重大な問題である。 外国人流入と人口構造の変化 ここ数十年で日本の人口構造は静かに大きく変化している。長期にわたる労働力不足と少子化の加速により、日本は外国人労働力への依存度を高めてきた。政府の公式データによれば、2025年6月末時点で日本の在留外国人数は約395.7万人に達し、 10年前と比べて約7割増 となっている【出典:星島頭條,2025,リンク】。一部の地域では外国人の比率が10%を超えるケースもあり、日本はほぼ単一民族の社会から多様共生…

市場分析
譚深
高市当選と「不確実性の拡散」:日本不動産投資における制度的リスク

高市当選と「不確実性の拡散」:日本不動産投資における制度的リスク

自民党総裁選の予想外の結果を受け、市場は迅速に反応し、株式・債券・為替の三市場で明確な分化が生じた。株式市場は「刺激的な財政+緩和的な金融」期待に支えられる一方で、超長期国債と円は圧力を受けている。投資家にとって、これは単なるマクロ相場の変動ではなく、日本の財政と金融制度の相互作用の脆弱性を露呈する出来事でもある。 市場の即時反応:高市トレード(Takaichi Trade)の形成 自民党新総裁の高市早苗氏は、いわゆる「安倍経済学」的な財政刺激の継続を政策志向としており、市場はこれを将来の財政拡大と金融緩和の並行を示すシグナルと解釈した。今週月曜日(10/6)の東京市場は急騰し、日経平均は終値で 2,175円上昇して47,944円 、TOPIXは96.89ポイント上昇して3,226ポイントとなり、 ともに史上最…

市場分析
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【事例解説】Urbalyticsで「買ったら損する」不動産を5ステップで見極める

【事例解説】Urbalyticsで「買ったら損する」不動産を5ステップで見極める

Urbalytics のリリース以降、「機能は豊富だが、どこから始めればよいかわからない」という声を多くいただきました。 本稿では実在物件を例に、Urbalytics を使って投資価値を素早く見極める手順を紹介します——とりわけ、ひと目で“地雷”と判断できる物件の見分け方です。 ⚠️ご注意:一部機能(例:賃料相場の参照など)は有料機能で、契約ユーザーのみご利用いただけます。 📍ケース情報(図1) • 所在地:東京都江戸川区平井3丁目 • 価格:2.498億円 • 表面利回り:6.5% • 土地面積:198.34㎡ 第一歩|「物件検索」で対象物件を素早く特定 1. Urbalytics にログインし、メインメニューから【物件検索】をクリック 2. 右上の検索タイプを「一棟」に設定 3. 駅名(例:「平井」)また…

Urbalyticsガイド・事例
譚深
新機能リリース | Urbalytics賃料計算ツール:過大表示の利回りを見抜き、実勢賃料を把握

新機能リリース | Urbalytics賃料計算ツール:過大表示の利回りを見抜き、実勢賃料を把握

日本の不動産投資で、こんな疑問を抱いたことはありませんか? -運用中の収益物件で、長年賃料が上がらない。 賃料設定は低すぎないか?どの程度引き上げられるのか? -仲介に「想定賃料20万円/月」と提示されたが、どうにも水増し感がある… -一棟収益の投資を検討中。仲介から「想定収益」を示されたものの、 当該エリアの実勢賃料 が分からない—このエリアの賃貸市況はどうか、礼金・敷金はいくらが一般的か?それとも礼金・敷金ゼロが主流の激戦マーケットなのか? いま、Urbalyticsは正式に【賃料計算ツール】をリリース。エリアや個別物件の 実際の賃貸収益ポテンシャル を可視化します! 1、機能紹介 | 実データで語る賃料評価ツール Urbalyticsの賃料計算ツールは、プラットフォームが長期にわたり収集・分析している エ…

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Urbalytics新機能:この物件は黒字か赤字か?キャッシュフロー・シミュレーションで即判断

Urbalytics新機能:この物件は黒字か赤字か?キャッシュフロー・シミュレーションで即判断

日本で不動産投資を行ううえで、恐れるべきは「高く買ってしまうこと」ではなく、「試算を誤ること」です。初めて参入する投資家の中には、賃料収入だけを見て衝動的に購入し、長期運用に潜むコストやキャッシュフロー負担を見落として、購入後に後悔するケースが少なくありません。案件の実質リターンをより科学的に評価いただくため、 Urbalytics キャッシュフロー・シミュレーション(Cash Flow Simulation)機能を正式リリースしました! なぜキャッシュフロー・シミュレーションが重要なのか? キャッシュフロー(Cash Flow)は、不動産案件が「持続可能か」を左右する中核です。表面利回りがどれほど高く見えても、返済負担が重い、賃料が逓減する、税負担が大きいといった要因により、投資家が赤字キャッシュフローに陥り…

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譚深
2025年 江東区の地価動向:湾岸ブーム下の冷静な観察

2025年 江東区の地価動向:湾岸ブーム下の冷静な観察

近年、東京23区の中でも特に注目度の高いエリアの一つである江東区(Koto-ku)は、臨海という地理的優位性、大規模再開発、潤沢な住宅供給を背景に、自用取得層と投資家の関心を集めてきました。もっとも、2025年に入り、日本銀行の利上げ継続と湾岸エリアの需給再評価が進むなか、江東区の地価動向は一段と複雑かつ多様なトレンドを示しています。 江東区の概要 江東区は東京23区の東部沿岸に位置し、北は墨田区、西北は銀座を擁する中央区に接し、南側は台場などの湾岸エリアを介して港区・品川区・大田区など中核エリアと緊密に結びついています。 交通面では、区内の鉄道・地下鉄ネットワークが密です。北側はJR総武線が貫通し、南側にかけて都営新宿線、東京メトロ東西線、JR京葉線が走行、西から北へ半蔵門線・大江戸線などが延び、区内では東武…

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クレジットカード大手が不動産STに参入。「セゾンのスマート不動産投資」は業界の転換点となるか?

クレジットカード大手が不動産STに参入。「セゾンのスマート不動産投資」は業界の転換点となるか?

直近、株式会社クレディセゾンは、みずほ信託銀行、みずほ銀行、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社、Securitize Japan株式会社の5社で協業し、クレジットカード会社として日本初となる不動産セキュリティ・トークン(Security Token、以下「ST」)「セゾンのスマート不動産投資」を発表した。本サービスは、デジタル技術を通じて不動産投資の参入障壁を下げ、より多くの個人投資家が不動産アセットに参加できるようにすることを目的としている。 商品スキーム アセットの起点 :Tosei Asset Advisors(東急グループ傘下)がアセットマネージャーを務め、不動産案件のソーシングと運用を担う。不動産アセットは信託方式で 信託受託者 (みずほ信託銀行)に分別管理され、資産の独立性と透明性を確保する…

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Urbalytics「建築再開発計画マップ」機能公開:地域の再開発情報を一目で把握

Urbalytics「建築再開発計画マップ」機能公開:地域の再開発情報を一目で把握

1. なぜ「建築開発計画」は地域価値評価において無視できない重要な要素なのか? 日本の不動産市場は歴史と活力が共存するダイナミックな市場であり、新しいビルと古い住宅が隣り合うことで生き生きとした街区が形成されています。日本で進む都市再開発に伴い、インフラ、新築建物、人口の流動により地域価値は大きく変化します。その中で、街の更新を促し地域に構造的な影響を与える推進力の一つが「建築開発計画」です。 建築開発計画とは、老朽化した市街地を体系的に再整備・再構築する取り組みを指します。その目的は土地利用効率や安全性の向上に留まらず、地域の機能とイメージを再定義することにあります。再開発による変化は主に以下の点に現れます: 古い建物の解体と、現代的な住宅や商業施設の導入; 交通整備の改善による通勤・通行の効率化; 緑地や公…

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